【MLB】球団別プロスペクトTOP10:ロサンゼルス・ドジャース

1位:ギャビン・ラックス(SS/2B)
2016年ドラフト1巡目(全体20位)指名。昨年は打率.347、26本塁打、10盗塁の圧倒的な成績でマイナーを卒業し、9月にメジャーで経験を積んだ。22歳の若さながら打撃の完成度が傑出しており、毎年安定して打率.300、25~30本塁打を記録できる力があるとされている。守備もSSをプレーできる水準にある。今年のNL新人王の筆頭候補の1人。

1位のラックスはスター候補として期待されている

2位:ダスティン・メイ(RHP)
2016年ドラフト1巡目(全体101位)指名。プロ入り後は予想以上の早さで進歩をみせ、昨年マイナー20先発で防御率3.38の好成績を記録、8月に21歳の若さで昇格したメジャーでも防御率3.63と好投した。94-98マイルのツーシームと90マイル前半のカッターのコンビネーションは強烈。制球面も非常に優秀で、チェンジアップを改善することができればエースになれる。

3位:ジョシア・グレイ(RHP)
2018年ドラフト2巡目(全体72位)指名。2018年12月にヤシエル・プイーグらの絡む大型トレードでレッズから移籍してくると、AとA+と2Aの3階級合計で11勝2敗、防御率2.28、BB/9 2.1、K/9 10.2と好投してTOP100プロスペクト入りを果たした。フォームは安定性が高く、制球面でも進歩をみせている。ポテンシャルは4球種扱う先発3番手との評価。

4位:ブルスダル・グラテロル(RHP)
2014年8月に契約金15万ドルでプロ入り。前田健太のトレードで、今年2月にツインズから移籍してきた。昨年リリーフとして昇格したメジャーで、平均99マイル、最速102マイルを記録した強烈なファストボールが最大の武器。88-90マイルのスライダーも、安定感は欠くが、空振りを奪える球。先発するならチェンジアップの改善が必須だが、リリーフとしてならすぐに貢献できる。

5位:キーバート・ルイーズ(C)
2014年7月に契約金14万ドルで入団。アマチュア時代には守備を評価されていたが、プロ入り後は打撃が急速に向上し、昨年には20歳の若さで3Aまで到達している。安定感のあるスイングで、両打席からコンタクトを量産するが、ピッチセレクションを磨く必要がある。守備でも、少なくとも平均レベルのCディフェンダーになれるだけの素地を持っている。

【MLB】2020球団別プロスペクトTOP10:索引

6位:トニー・ゴンソリン(RHP)
2016年ドラフト9巡目(全体281位)指名。ドラフト当初はリリーフだったが、2018年に先発に転向すると、26先発で10勝2敗、防御率2.60と更に成績を向上させた。昨年はメジャー昇格も果たし、防御率2.93と好投した。大きく沈むスプリットチェンジに非常に高い評価を得ている。安定してストライクに投げ込めているが、細かな制球は不安定。先発、リリーフのどちらでもチームに貢献できる。

7位:ディエゴ・カルタヤ(C)
2018年7月に契約金250万ドルで入団。昨年は17歳の若さながらアメリカデビューも果たし、49試合で打率.281、4本塁打、22打点を記録した。コンパクトで素早いスイングをしており、パワーとアベレージを両立した打者への成長を期待されている。大柄な体格の割には俊敏で、レシービングや送球への評価も高い。走塁判断等も優れており、随所で野球IQの高さが光る。

8位:コディ・ホース(3B)
2019年ドラフト1巡目(全体25位)指名。大学3年次にパワーが開花して様々な部門でリーグ新記録を樹立する活躍をみせ、前年の35巡目指名から1巡目指名へと大出世を遂げた。プロデビューでも41試合で打率.299、5本塁打と上々の数字をマーク。ボール球に滅多に手をだすことのない優れた選球眼も光る。スピードは平均以下で、守備に安定感は欠いているが、3Bに残れる可能性が高い。

9位:ルイス・ロドリゲス(OF)
2019年7月に契約金約267万ドルで入団。5ツールプレーヤーへと成長する可能性を秘めた、オールラウンドな選手。既にアプローチは成熟しており、また全方向へ打ち分ける意識も持っている。スイングはスムースで、速い球も捉えることができる。スピードも平均以上で、CF向きの打球反応の良さもある。体格の成長次第によっては両翼へ移る可能性も。

10位:マイケル・ブッシュ(2B)
2019年ドラフト1巡目(全体31位)指名。打撃力に高い評価を得ている選手で、特に大学3年間で101三振に対し143四球を選んだ巧みなゾーンコントロールが光る。狙い球をしっかり待って捉えること、打球を全方向に打ち分けることができており、パワーとアベレージを両立した打者への成長を期待されている。守備の評価は芳しくないが、プロでは2Bに挑戦する。

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