「探偵はBARにいる3」にも登場した名店を紹介! 世代を越えて守り抜く味とは?

UHB北海道文化放送で6月27日、「みんテレ 奇跡なグルメ」(午後6:30、北海道ローカル)が放送される。北海道・札幌で80年以上続く老舗すし店と、すすきのの路地裏にひっそりたたずむ人気ホルモン店が登場。そのこだわりやおいしさの理由について取材する。

同番組は夕方の情報番組「みんテレ」(月~金曜午後4:48、北海道ローカル)の人気企画から話題のお薦め情報などを厳選して紹介。今回は「キセキの食堂」から、1937年創業の「奴寿司」と50年創業のホルモン店「元祖 京城屋」を取材した回をピックアップする。

「奴寿司」の創業者・日高伊佐雄さんは、全国すし商連合会の立ち上げなどに関わり、旭日章を受けた根っからの職人。その精神を受け継いだ2代目・敏彦さんと3代目・伸治さんが店を守る。人気の秘密は、行きつけの市場鮮魚店も「他ではまねできない」と言うほどの価格設定で、何とランチ(10貫)は1100円。回転ずし並みの安さを守り続けられる理由は、1日に使うネタの量を見極め、新鮮なネタをその日のうちに使い切るという地道な工夫だ。マグロやサーモン、いくらなどを乗せた本格派の人気「生ちらし」も昼・夜800円代とし、「どんな時間帯でも気楽な気持ちで来てほしい」という粋なサービス精神を徹底。安全・安心を考え、道産魚介にこだわる姿勢も代々受け継いでいる。

「3代目は初代のすしと似ている」と息子の成長を喜ぶ店長の敏彦さん。老舗ながら肩肘を張らずに楽しめる庶民的すし店を、北川久仁子とUHBの八木隆太郎アナウンサーが取材する。

2軒目は、札幌で最も長い歴史を持つホルモン焼き店「元祖 京城屋」。昭和の雰囲気漂うこの店は、札幌を舞台とした人気映画シリーズ「探偵はBARにいる」でロケ地に採用されたほどの風格がある。

3代目店主の森栄作さんは、両親の店を中学生時代から手伝い、七輪で焼き、みそだれで食べさせるスタイルを現在も守り続ける。「ホルモンが苦手な人でも食べやすい」と評判の高いみそだれは、初代から続く企業秘密の配合。自慢のホルモンはみそ、しょう油、ニンニク、ショウガなどで下味をつけ、かめばかむほど肉の旨味が口の中に広がるおいしさだ。また、札幌で味わえる店はここだけという「マメ」と呼ばれる豚の腎臓も提供。独自の下処理をし、ぷりぷりとした食感はリピーターが続出する味わいだという。

時代に合わせてカルビや豚バラも常備し、1人客から団体まで常に笑い声が絶えないこの店。変わらない姿勢とこだわりを守り続ける昭和の名店を、八木アナが訪れる。

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