長崎県庁跡地の埋蔵文化財調査とは

 長崎県庁跡地(長崎市江戸町)では、旧庁舎が使われていた2010~11年、県庁舎跡地活用懇話会の提言を受け、試掘可能な屋外などの埋蔵文化財調査を実施。江戸前期の石垣や明治時代の県会議事院の基礎の遺構などを確認した。県庁は18年に現在地(同市尾上町)へ移転。同跡地に市の文化芸術ホール建設が計画されていたため、旧庁舎解体後の19年10月~20年1月に敷地全域を調査し、西側の長崎奉行所遺構などが見つかった。これを受け市は同月、ホール建設断念を表明した。


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