手越祐也「謝罪なき会見」の波紋 ジャニーズ側が封印したいタブーとは?

画像はイメージです

ジャニーズ事務所を退所した手越祐也さんが開いた「会見」の波紋が収まりません。

会見の様子は手越さんが開設したYouTubeチャンネル『手越祐也チャンネル』で流され、その再生回数は会見から2日後の6月25日時点で、850万回を超える記録的勢いです。

その動画に対するコメントは、肯定的意見はあるもののほとんどが否定的な言葉で埋め尽くされています。

「テイ! って…残されたメンバーの気持ちは?」

「謝罪会見じゃなくて今後の活動のPR会見?」

「結局自分さえよければいい…ってことなの?」

自粛中の外出や突然の退所に対する「謝罪会見」はそこそこに、あくまでも自分の夢のため、今後の展望を熱く語り続けた手越さん。

手越さんファンはもちろん、所属グループのNEWSファンや、ジャニーズファンからは、突然の退所に気持ちがついていかないのか、悲しみとも怒りともつかない、やるせないコメントが並びます。

「あなたの明るさが私たちの心を暗くしています」

「手越くんが嫌いになれない…でも信じられない」

「まっすーが言ったことがすべてなのかな…心の整理がつかない」

「まっすー」とはNEWSのメンバーで、手越さんとは “テゴマス”として愛された“相棒”の増田貴久さんです。

その増田さんがファンへのメッセージとして、「今後は、ありがとうとごめんねを言える人になってください」と言葉にしました。

このメッセージが、手越さんに贈った言葉ではないかとファンの間で囁かれているのです。

裏を返せば、手越さんは「ありがとう」や「ごめん」が言えない人間であるという痛烈なメッセージでもあります。

また、ジャニーズの先輩で、関ジャニ∞の大倉忠義さんが手越さんへの「皮肉」とも取れる言葉をブログに綴っています。

「ジャニーズに感謝だね。Smile UPに感謝だね。決まってからのスピード感。事務所の方々、LINEの方々、ありがとうございました」

これが、手越さんが会見で発言した、

「僕がやりたいことを提案しても実現まで10カ月も1年もかかる。(ジャニーズ事務所は)スピード感がない。自分はすぐやりたい人間」

といった、この「スピード感がない」という指摘に対する、大倉さんの否定の言葉ではないかとこれまたファンの間で噂されています。

ことの真実はともかく、ジャニーズタレントはもちろんのこと、今まで手越さんを「寵愛」してきたと伝えられてきたジャニーズ事務所の藤島ジュリー社長や滝沢秀明副社長と、「スーパーポジティブ」に会見した手越さんとの「温度差」は間違いなく感じられます。

その「温度差」を証明する事実を手越さん自身が会見で認めました。

「ジュリーさんとも滝沢君とも会えていない…それはショックだった」

「ジャニーズ事務所さんの方から『弁護士をつけてほしい』という話をされて、僕も急きょ弁護士をつけた」

手越さん側が主張する「円満退社」であれば、事務所のトップと会うことすら叶わずに、弁護士を要求されることなどあるでしょうか?

今回の会見では、手越さんの横に“宮崎駿監督似”の男性が同席しました。彼は元日産自動車社長のカルロス・ゴーン被告や「東名高速道路あおり事件」の被告の弁護も務めた、有名弁護士の高野隆氏です。

「なぜ、フリーになったアイドルがこんな有名弁護士をつけられたのか?」

そんな疑問から、手越さんのバックにはかなりの大物がいるのでは…との憶測も流れました。

実際、手越さんは安倍晋三首相の妻・昭恵さん主催の花見に出席するなど、芸能界以外にも幅広い人脈を持つことで知られています。

しかし、ことの真相はどうやら違うようです。

『週刊女性PRIME』が芸能プロ関係者のコメントとしてこう報じています。

「この高野弁護士…実は松本潤さん主演の大ヒットドラマ『99.9-刑事専門弁護士―』(TBS系)シリーズの取材協力も引き受けているんです。つまりジャニーズも“お世話”になっているのです」

ジャニーズもお世話になっている弁護士…となれば、ジャニーズ事務所が手越さんに弁護士を要求する際、「裏でつながっていた」ことも否定しきれません。

当然、弁護士ですから依頼人の不利益になることは絶対にしないわけですが、この“スピード感”溢れる「即時合意」は、お互いが不利益を被らないために設けられた「筋書き通り」のカタチとも受け取れます。

「第三者に口外してはいけないことを決めた」

手越さんは会見でそんな旨の発言もしました。

第三者に口外してはいけないこと…とは、いったい何でしょうか?

手越さん自身、今まで女性関係における数々のスキャンダルを報じられてきました。しかし、それを報じた週刊誌や雑誌で留まり、テレビ等で報じられることなく、大きなスキャンダルにはならず、活動自粛に繋がるようなこともありませんでした。

同じNEWSの小山慶一郎さんが、未成年との飲酒が発覚して、キャスターを担当していた『news every.』を即座に降板したのと対照的です。

それもこれも、手越さんがジュリー社長やかつての社長候補だった東山紀之さんに“寵愛”されてきたから…とも言われています。

実際、「ジャニーズ事務所さんに守られてきた」と手越さん自身が会見で認めています。

では、ジャニーズ事務所が口外されては困ることとは何でしょうか?

それが、手越さん自身が過去にしでかした数々のスキャンダル…そしてジャニーズ事務所がもみ消してきたこと…に他ならないのではないでしょうか。

手越さんは良くも悪くも、過去をすべて「スーパーポジティブ」に変換することを今回の会見で証明しています。

そんな手越さんですから、ひょっとしたら悪びれることなく、過去の女性との浮名やジャニーズ事務所が守ってくれたその“ヤリ口”まで、「スーパーポジティブ」に変換して語ってしまうかもしれない…そんな懸念が事務所側にあってもおかしくありません。

だからこそ、本来、事務所側が望まないはずの弁護士を要求されたのではないでしょうか。

もしかしたら、まったく表に出ていない…ジャニーズ事務所にとっての“タブー“に手越さんが関与しているのではないか…業界内ではそんな憶測まで流れているのです。(文◎編集部)

© TABLO