IMSA:7月の第2戦デイトナに続きセブリングでも“一定条件下”でのファン入場を許可へ

 7月17~18日にアメリカ、セブリング・インターナショナル・レースウェイで開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第3戦セブリングは、地元フロリダ州在住のファンに限り入場を許可し、7月1日より同ラウンドの観戦チケットの販売を開始する。

 この発表は7月4日に同じくフロリダ州にあるデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われる“ウェザーテック240”で、5000人の地元ファンを迎える動きに続くもの。
 
 限られた地元フロリダのファンは、州政府や地元当局が定めた新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた規制などに従うことを条件に、場内中央部にあたるセブリング・ミッドウェイの1日観戦チケット、または北東部ヘンドリックス・フィールドを対象とした2日間有効のRVパスを購入することができる。チケットの価格ひとりあたり40ドル(約4300円)で、6人パックのRVパッケージは230ドル(約2万4600円)からとなっている。

「信じられないほどの予期せぬ状況によってフロリダに住む最高のスポーツカーファンは、デイトナでIMSAがシリーズを再開させてからわずか2週間後の7月18日、今度はセブリングでの“キャデラック・グランプリ”を迎え、7月にふたつのIMSAスプリントレースを見る機会を得ることになった」と語るのは、セブリング・インターナショナル・レースウェイのウェイン・エステス社長兼ゼネラルマネージャー。

「これらのイベントはセブリングを有名にした社会的側面に関わる人に限らず、真のレースファンのためのものだ」

「来場するファンはこのような機会が今後拡大されるように、政府機関に対してスポーツイベントを(安全に)観戦できることを証明することが期待されている」

 イベント開催中、すべてのファンと競技者および関係スタッフは、毎日の施設入場時に健康に関わる検査を受ける必要がある他、全員がフェイスカバーを着用し他者との間に適切な距離(ソーシャルディスタンス)を取ることが求められる。

 また、ピットロードを含むアラン・ジェイ・パドックとイーストパドックにはレース運営に必要不可欠な人員と競技者のみがアクセス可能となり、ファンの立ち入りは制限される。

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