新型コロナウイルスの感染拡大によってお茶の需要が減少したことを受け、三重県の鈴木知事は26日、四日市市内の伊勢茶の産地を訪れ、消費拡大に向けた取り組みを支援すると約束しました。
お茶の生産量が全国第3位の三重県が誇る伊勢茶。
新茶の季節となる5月ごろに、飲食店の休業やイベントの中止が相次いだことで需要が激減し、今年の取引価格は 例年の3割近く減少するなど影響を受けています。
鈴木知事は、県内でも有数のお茶どころである四日市市水沢町を視察しました。
今の時期は二番茶の収穫最盛期ですが、生産者は「新茶の販売状況が厳しかったことから、二番茶を刈り取らずに枯らした」という厳しい現状を訴えました。
これに対し、鈴木知事は「スーパーやインターネットで販売する場を設けるなど、消費拡大を支援したい」と話しました。
三重県では今後、生産者らに補助金を交付するほか、大手流通業者とも連携し販路拡大を支援したいと