キヤノンITソリューションズ、遠隔業務支援サービス「VisualBrain」を提供開始

ワークライフバランスや人手不足の対応として、テレワーク・リモートワークを導入する企業が増えている。また、今後は5Gの普及により大容量データ通信も容易になることから、映像を活用したコミュニケーションの活用が期待される。キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、独自の映像・通信技術を活用した遠隔業務支援サービス「VisualBrain(ビジュアルブレイン)」を本年7月1日より提供開始する。価格(税別)は初期導入費が10万円~。月額利用料は8万円~、年間利用料は96万円~だ。「VisualBrain」は、キヤノンITS独自の映像・通信技術とNTTコミュニケーションズ株式会社のWebRTCプラットフォーム「SkyWay」が活用されている。iPhoneから送られた映像と音声をPC上のブラウザでリアルタイムに受けとり、PCからもリアルタイムに音声をiPhoneに送れる双方向のコミュニケーションを可能にするクラウドサービスだ。たとえば、現場担当者と遠隔地にいる監督・オフィスが映像と音声を共有することで、現場におもむくことなく効率的に遠隔業務の支援が可能。回線状況に応じた通信モード、高精細な写真/動画撮影ができ、複数現場の同時視界共有を実現し、双方向でやり取りする中で撮影した写真および動画を共有参照することで、コミュニケーションを円滑に行える。また、保存された写真・動画データの二次活用のため、他システム連携に必要となるAPIを備えている。キヤノンITSは、「VisualBrain」を活用した現場作業支援やリモートワーク支援などのソリューションを提供することで、2022年までに売上高3億円を目指す。「VisualBrain」の利用シーンは以下の通りだ。

  • 生損保会社の遠隔地からの査定業務
  • 高所等、危険個所における作業指示・監督
  • 遠隔地からの作業指示・監督
  • 機器故障対応、建設現場での進捗確認
  • リアルタイム遠隔指導
  • 薬剤師かかりつけ説明の支援

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