福井空港、小型ジェット機利用に活路 福井県、ビジネスチャーターなど新事業探る

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福井県庁=福井県福井市

 福井県議会は6月25日、本会議を再開。福井空港の利活用について理事者は、現在は離着陸がない小型ジェット機のビジネスでのチャーター(貸し切り)利用の開拓など新事業を探る考えを示した。

 県港湾空港課によると、県は本年度から、他県の空港を視察するなど調査を始めている。今後、企業の需要なども調べていく。

 前田洋一地域戦略部長は「小型ジェット機によるビジネス利用、チャーター利用の可能性を含めて新事業を開拓していきたい」と述べた。また積雪や雷が多い特徴を生かして宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究を目指し、体制を整えているとした。

 福井空港の現状については、県警航空隊や県防災航空隊のヘリコプターのほか、航空写真撮影などの小型機、学生を中心としたグライダーの飛行などで利用されていると説明。ドクターヘリの格納庫の整備も進めているとした。

 県港湾空港課によると、福井空港の2019年度の着陸回数は3491回。このうちグライダーが半数の1778回を占め、固定翼小型機985回、ヘリコプター728回。固定翼小型機は大半がプロペラ機で、速く移動できるジェット機の利用はほとんどない。