インディカー:予定より1週早い7月11、12日のロードアメリカ戦から観客を迎え開催

 NTTインディカー・シリーズは、7月9~12日に開催するダブルヘッダーのロードアメリカ戦から観客を迎えることを発表した。

 新型コロナウィルス感染拡大の影響で2020年のスケジュールが大幅に変更されたインディカー・シリーズ。6月6日にテキサスモータースピードウェイで開幕を迎えた。

 次戦はNASCARとの併催でインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで行うが、その翌週となるダブルヘッダーのロードアメリカ戦から観客を迎えて開催することを25日に明らかにした。ロードアメリカは、ウィスコンシン州エルクハート・レイクに位置し、1955年のオープン当初からコースレイアウトを維持するサーキットで、コースは全長4.048マイル (6.515 km)だ。

 インディカーは、当初は7月17、18日のアイオワ・スピードウェイのダブルヘッダー戦から観客を迎える予定と発表していたが、さらに1週早めロードアメリカ戦から観客を迎え入れることとなった。

 インディカーとロード・アメリカは、公衆衛生当局、医療専門家、地方自治体、連邦当局の指導のもと、ソーシャルディスタンシングを守り、イベントに参加するすべてのファンの衛生と安全対策を強化するとしている。

 サーキットの駐車場に入る前から、すべてのゲストの体温チェックを車内で実施。フェイスマスクや消毒液が入ったPPEキットが提供される。パドックはレース関係者のみがアクセスでき、週末を通じて洗浄や消毒が強化して行われる。

 ファンにはソーシャルディスタンスを保つことが求められるが、その維持が難しい場合はマスクの使用を推奨。事前にチケットを印刷し、非接触型の入場もお願いしている。

 またロードアメリカ戦は、アメリカンメディカルレスポンスの週末開催となり、医療従事者などは無料で入場できる予定だ。

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