【MLB】ドジャース選手がホームレスに?不法侵入罪で逮捕

 ロサンゼルス・ドジャースの外野手、アンドリュー・トールズが不法侵入罪で逮捕されたことを現地の複数メディアが報じている。サウス・フロリダにあるキー・ウェスト国際空港の敷地内で寝ているところを警官に発見されたトールズは、何度敷地外へ出るように求められても無視をしたという。また、黒いカバンの他には何も持っておらず、住所は「キー・ウェストの通り」とされていることから、ホームレスに近い生活を送っていたのではないかと考えられている。

 現在28歳のトールズは2012年のドラフト3巡目でタンパベイ・レイズに入団。2015年3月にトールズ本人の要望でリリースされたが、9月にドジャースと契約に合意。翌年にメジャーに昇格し、48試合で打率.314、3本塁打の好成績を残した。その年のポストシーズンでも打率.364とチームに貢献している。

2018年のトールズ

 メジャーリーガーとして順調にキャリアをスタートさせたかに見えたトールズだったが、2017年は31試合、2018年は17試合の出場にとどまった。さらに2019年には、「個人的な問題」に対処しているとしてスプリング・トレーニングにも参加せず、レギュラーシーズンの開幕日にチームの制限リストに移され、結局1試合も出場することはなかった。

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 この逮捕のニュースは衝撃的である一方で、野球人生を通じて精神的な不安と絶えず戦ってきたトールズにとって、トラブルは珍しいものではない。2011年には当時所属していたテネシー大学の野球部から放逐され、2012年にはチポラ大学のチームのルールを破ったとして出場停止処分を受けている。2014年のレイズ所属時には、「個人的な問題」を理由として2ヶ月を欠場している。レイズ退団後からドジャース入団までの半年間は、精神保健の治療を受けていたという。

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