北部基幹病院「推進」 玉城デニー知事、合意案実現を目指す

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(資料写真)玉城デニー知事

 県立北部病院と北部地区医師会病院を統合する「北部基幹病院」で、玉城デニー知事は26日「基本合意書案の合意に向けた取り組みを着実に進めたい」と述べた。関係する北部12市町村長が現行案に合意し、知事の判断が焦点となった2月以降、知事が現行案を推進する考えを明言するのは初めて。

 県立病院などの医師ら220人が加入する県公務員医師会(会長・久貝忠男北部病院院長)が同日、知事に基幹病院の早期実現を要請した県庁で表明した。

 知事は「基幹病院の早期実現は公約で、県民との大事な約束。関係者の理解を得る努力を重ねながら、合意書案の合意に向けた取り組みを着実に進めたい」と述べた。基幹病院を巡り、初めて要請した公務員医師会側は「経営形態などさまざまな課題はあると思われるが、北部医療の再生は両病院の統合というマクロな視点に立って早期実現を」と求めた。

 久貝会長は要請後、新型コロナウイルス感染拡大で統合の必要性をより感じたと説明。現在の2病院態勢は「医師を探すことが限界で綱渡り状態にある」とし「とにかくまず合意書を締結していただきたい。知事の決断が足踏みされているので、背中を押したくて要請した」と話した。(解説記事はこちら)