【新型コロナ】症状あるのに自宅待機守らず… 横浜の10代男性、熊本帰省後に陽性判明

 神奈川県内で27日、10~30代の男性4人の新型コロナウイルス感染が確認された。いずれも軽症で、感染経路は不明。うち1人は症状を訴え、検体を採取後に熊本県内の実家に帰省していた。

 横浜市で感染が確認されたのは、10代の飲食業男性と20代の男性会社員。10代男性は25日、「陽性者と接触し、発熱などの症状がある」と保健所に相談。市から外出しないよう指示されていたが、PCR検査で陽性が確認された翌26日夕、すでに飛行機で熊本県に到着していたという。男性は27日に横浜に帰宅する予定だったが、熊本県が外出しないよう指示した。

 熊本県によると、男性が実家に着き「検査を受けた」などと告げると、家族は家には立ち入らせず、敷地内にテントを張って過ごさせた。

 このほか、藤沢市の20代の男子学生と、秦野市の30代の男性会社員の感染が確認された。

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