長崎市観光大使に中川聴乃さん 元バスケット女子日本代表 スポーツの素晴らしさ伝えたい

田上市長(左)から依頼状を受け取る中川さん=長崎市役所

 長崎市出身で元バスケットボール女子日本代表の中川聴乃(あきの)さん(33)が24日、地元の魅力をPRする市観光大使に任命された。市役所で就任式が行われ、田上富久市長に「長崎の子どもたちにスポーツの素晴らしさを伝えていく」と抱負を語った。
 中川さんは仁田小(現仁田佐古小)でミニバスケットボールを始め、純心女高1年時の2003年夏、インターハイ(長崎ゆめ総体)に出場。その後、全国屈指の強豪の桜花学園高(愛知)に転校して、3年時のウインターカップでベスト5に選出された。卒業後はWリーグのシャンソン化粧品、デンソーで約10年間プレー。182センチの長身を生かしたフォワードとして、06年に日本代表入りを果たした。
 現役引退後は試合の解説、リポーターを務めるほか、SNSやイベントを通じて競技の広報活動に携わっている。田上市長は「スポーツをする喜びが平和と結び付いて伝わっていけば」と期待を込めた。
 中川さんは23日、長崎新聞社も訪問。「中学時代は4月の長崎新聞社杯で名前や写真が新聞に載るのを目標に頑張っていた」と思い出を語った。

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