ニセ電話詐欺防げ 水戸防犯協とB2ロボッツ連携 動画に選手ら出演 手口を紹介

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ニセ電話詐欺への注意を呼び掛ける水戸地区防犯協会の動画

ニセ電話詐欺の被害を防止しようと、水戸地区防犯協会(会長・高橋靖水戸市長)は、バスケットボール男子のBリーグ2部(B2)茨城ロボッツの選手らと協力し、キャッシュカードをだまし取る詐欺の手口を紹介した動画を作成した。9日から動画投稿サイト「ユーチューブ」の同市公式チャンネルで配信しているほか、水戸市内に営業所がある観光バスの車内でも放映される。

動画は、茨城ロボッツの試合を観戦しに来た高齢夫婦が詐欺犯人からの電話を受け、会場付近でキャッシュカードをだまし取られそうになる。それを茨城ロボッツの選手が声を掛け、未然に防ぐという内容。動画後半では、水戸警察署の署員が「電話がかかってきたら、だまされたふりをして110番を」と呼び掛ける。動画には、真庭城聖主将(34)や取手市出身の鶴巻啓太選手(24)らが登場。ロボッツの知名度を生かし、発信力を高める狙いがある。

24日には、啓発活動に貢献したとして、水戸警察署(遠藤恵一署長)からロボッツに感謝状が贈られた。遠藤署長から感謝状を受け取った鶴巻選手は「セリフを忘れてしまい何回も撮り直した。演技の経験がなくて大変だった」と撮影の裏側を明かし、「動画を見て、ターゲットになることの多い高齢者に疑う心を持ってもらえれば」と話した。遠藤署長は「訴求力のある茨城ロボッツさんに協力してもらえてありがたい」と感謝した。

水戸署によると、昨年中の水戸市内のニセ電話詐欺被害件数は33件、総額約4100万円に上る。

遠藤恵一署長(右)から感謝状を受け取った鶴巻啓太選手=水戸警察署