セントルイス・カージナルスがドミニカ共和国出身の18歳右腕、エドウィン・ヌネェスと契約金52万5千ドルで契約に合意したと、ベースボール・アメリカのベン・バドラーが報じている。
新型コロナウィルス感染拡大の影響により、海外アマチュアFA選手の契約期間が変更されており、このヌネェスの契約は、10月15日まで延長された2019-2020期間の契約になる。
ヌネェスは既に最速100マイルを記録しているが、18歳という若さと伸びしろのある体格から更に球速が伸びても不思議はない。不安定なカーブ、ほとんど投げてこなかったチェンジアップなど、変化球には課題がある。
多くの有望な海外アマチュアFA選手は、契約対象となる16歳の時点でプロ入りをするが、ヌネェスの場合は「年齢に問題がある」としたMLB機構が判断した影響で、通常よりは遅い18歳でのプロ入りとなった。
しかしカージナルスは、16歳よりも遅く契約したドミニカ共和国の投手の育成に実績がある。昨年24セーブを挙げたカルロス・マルティネス、エース候補だが怪我に苦しむアレックス・レイエスは18歳、マイアミ・マーリンズのローテーション投手へと成長したサンディ・アルカンタラ、リリーフとして急成長を遂げているジュニアー・フェルナンデスは17歳でカージナルスに入団している。