渡り蝶アサギマダラ 「羽を休めに立ち寄って」畑手入れ

長い距離を移動する渡り蝶(チョウ)として知られる「アサギマダラ」に飛来してもらおうと、三重県津市のグループがアサギマダラの好む花、フジバカマの畑づくりに取り組んでいます。

アサギマダラは薄い水色と黒のコントラストが美しい羽をもつ蝶で、気温18度から25度を好み、春は南から北へ、秋には北から南へと長距離を渡ります。

津市美杉町太郎生地区では、アサギマダラが移動する途中、フジバカマの蜜を吸いに立ち寄ってもらおうと、地元のグループが8年ほど前からフジバカマを育てています。

28日は地域の人やボランティアなど約20人が集まり、約2000株のフジバカマを植えた畑の草刈りなどを行いました。

フジバカマの花は1メートルほどまで成長し、9月中旬から咲き始め、10月半ばには満開の花とアサギマダラが楽しめるということです。

一方、このグループでは女性たちが中心となってフジバカマの花を使った匂い袋を作り、道の駅などで販売しています。

収益は、畑の手入れなどに活用されています。

© 三重テレビ放送