人工呼吸器やたん吸引が必要な子へ 不足する衛生備品を支援 那覇の「ククルプラス」

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「支援物資が必要な医療的ケア児がいる場合は問い合わせを」と呼び掛ける一般社団法人Kukuruの鈴木恵代表理事=25日、那覇市真地

 那覇市にある沖縄小児在宅地域連携ハブ拠点「Kukuru+」(ククルプラス)が、自宅で日常的介護が必要な「医療的ケア児」のために、新型コロナウイルスの影響で不足するマスクや吸引カテーテルなどの衛生備品を配る支援を始めている。施設を運営する一般社団法人Kukuru代表理事の鈴木恵さん(52)は、「流行が落ち着いている今、第2波に備えてほしい」と呼び掛ける。

 医療的ケア児は、人工呼吸器やたんの吸引など専門的なケアが日常的に要る。

 在宅でのケアには、吸引カテーテルや消毒用のアルコール綿といった衛生備品が必要。だが、新型コロナの影響で物流が滞り、家庭に物資が行き渡りづらくなっているのが現状という。

 ククルプラスは、クラウドファンディングサイト「レディーフォー」の助成を受けて、物資を調達。希望者に必要な物を届ける支援をこのほど始めた。

 ククルプラスの利用者は約30人。一方で県内の医療的ケア児は約320人とされる。鈴木さんは「日頃から何らかの福祉サービスにつながっている方は一部だろう。支援から漏れて困っている方がいるのではないか」と懸念する。

 物資支援の対象は、医療的ケア児のいる家庭や、支援をしている事業所など。

 問い合わせはククルプラス、電話098(888)5996。