やり投げ日本人初メダル  村上幸史選手の陸上教室

新型コロナウイルスの影響で思うように体を動かすことができていない子どもたちのために、やり投げの元日本代表、村上幸史選手を招いた陸上教室が28日、三重県津市内で開かれました。

村上選手は、アテネ・北京・ロンドンと3大会連続でオリンピックに出場し、2009年の世界陸上ではやり投げで日本人初のメダルを獲得しました。

津市で開かれた陸上教室には、世界で活躍した選手から直接教えてもらえる機会とあって、中南勢を中心に県内各地から小学生50人が集まり、感染防止をして臨みました。

走るトレーニングは頭を使って、競いながら楽しく取り組みました。さらに、バネを使って正しい体の使い方を身に付けていました。

村上選手から投げる技の伝授もあり、腕を大きく動かすようアドバイスを受けた子ども達は、きれいに遠くへ投げられるよう挑戦していました。

主催したLAvita陸上CLUBは、「トップ選手と触れる機会が少ない三重県の子どもたちが世界を目指すきっかけを作りたい」と話し、7月12日にはフットサル日本代表選手を招いた教室を松阪市で開く予定です。

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