DRONE FUND、ドローン向けパラシュートを開発するAVSSへ出資

DRONE FUND(以下:ドローンファンド)は、Aerial Vehicle Safety Solutions Inc.(以下:AVSS)へ、DRONE FUND 2号より出資を実行した。

AVSSは、産業用ドローンへの搭載および運用が簡易な独自のパラシュート・システムを開発する、2017年創業のカナダ発スタートアップ。そのソリューションの特長は、業界初のテクノロジーを採用したパラシュート・ポッドにある。

これはパラシュートの射出方式にバネを採用しており、リパッキングのためのダウンタイムとコストを必要としないという。これにより第三者上空の飛行にともなうリスクを逓減するばかりでなく、火気の使用が制限されたプラント等の危険なエリアやユースケースにおいても、パラシュート付きのより安全なドローンの導入が可能となる。

ドローンのパラシュートは、運行上のリスクを逓減させ、安全性を確立するための方法の一つとして国際的な注目を集めており、ドローンファンドはその重要性が今後ますます高まると見込んでいるという。EUには取り付けが義務づけられている国も多く、また義務付けられていないアメリカでも、承認を受けている第三者飛行申請の多くがパラシュート付きの機体によるオペレーションであるということが分かっている。

現在、日本には取り付け義務などを伴う法規制はないが、レベル4(有人地帯における目視外飛行)の解禁にむけて、これらの装備や保険サービスなどの重要性も高まってくるとしている。


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