中国、河北省安新県の40万人対象にロックダウン 感染やや増加で

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中国政府は28日、首都・北京から約150キロ離れた河北省安新県で感染者がやや増加していることを受け、住民約40万人に対して厳しいロックダウン(都市封鎖)を開始した。

保健当局は、安新県を「完全に封鎖し制御する」と発表した。

外出が認められるのは、社会生活維持に不可欠な職種の人のみ。ひとつの世帯につき1人が1日に1度、生活必需品の買い物のため外出が許される。

住民以外の同県の出入りは禁止され、規制措置の違反者は警察が取り締まるという。

小規模の増加にも厳しく対応

中国メディアによると、6月半ばに北京で感染者が増えるようになって以来、安新県では18人の感染が確認されている。

都市部に比べて人口密度は低く、保健当局は安新県での感染拡大は抑え込むことができるとみている。

中国では昨年暮れに河北省武漢で新型コロナウイルスによる感染症「COVID-19」の感染が流行し、1月下旬から4月初めまで厳しい行動制限が実施された。

中国の保健当局は感染の第2波を警戒し、小規模な感染者の増加にも厳しく対応している。

北京でも感染者増加

北京では過去24時間の間に新しく14人の感染が確認された。6月半ばに食品卸売市場で感染者が多発して以来、市内の新規感染者は311人になった。

アメリカや南米の日別の感染者に比べれば少ない人数だが、中国当局は移動制限や検査拡大などで対応した。

北京で感染者が出るまでは、57日間にわたり国内感染者ゼロの記録を更新していた。

中国の感染者は3月初めまでに8万人を超えたものの、それ以降は4700人にとどまり、海外からの帰国者や渡航者の感染を除けば、感染増加の「曲線を平らに」できていた。

(英語記事 Hebei: China locks down 400,000 people after virus spike near Beijing