【MLB】カン・ジョンホが韓国球界復帰を断念か 来日の可能性も?

 元ピッツバーグ・パイレーツの遊撃手、カン・ジョンホが韓国球界への復帰を諦めたことを現地記者が報じている。カン・ジョンホは、渡米前の所属球団であるキウム・ヒーローズ(旧ネクセン)に対して行っていた、任意引退リストからの除外の要請を取り下げると伝えたという。

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 現在33歳のカン・ジョンホは韓国を代表する強打の遊撃手として知られ、渡米前年の2014年には打率.356、40本塁打、117打点を記録している。メジャー1年目の2015年は126試合に出場し、打率.287、15本塁打、OPS.816と持ち前の打力を発揮。新人王投票でナ・リーグ3位につける活躍をみせた。翌2016年は前年に負った怪我のリハビリ期間もあり、103試合の出場だったが、前年を上回る21本塁打、OPS.867とパワー面で更にステップアップしてみせた。

パイレーツ時代のカン・ジョンホ

 順調だったカン・ジョンホのメジャーリーグキャリアだが、この年のオフに韓国で飲酒運転による事故と逃走で立件され、有罪判決を受けている。結局カン・ジョンホはパイレーツの制限リストに移されることになり、2017年は1試合も出場することがなかった。2018年にパイレーツに復帰し、2019年には65試合に出場したが、打率.169、10本塁打、OPS.617と低迷し、8月に解雇されている。

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 カン・ジョンホにまだ野球を続けるつもりがある場合は、韓国以外の国でのプレー機会を求めることになる。当然来日の可能性は否定できないが、飲酒運転、物損事故を計3回起こしており、私生活に問題のあるカン・ジョンホを獲得しようとする球団には、勇気が必要だ。実力だけで言えば十分にメジャー級だったカン・ジョンホだが、日本でプレーする姿を見ることはあるのだろうか。

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