スポーツ合宿受け入れ再開 五島

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トラックでリレー形式の練習に取り組む十八銀行女子陸上部の選手や監督=五島市中央公園陸上競技場

 長崎県五島市は、新型コロナウイルスの影響で中止していたスポーツ合宿の受け入れを今月、再開した。再開後の受け入れ第1号となる十八銀行女子陸上部が練習に汗を流している。昨年度は過去最多の125団体が訪れたが、今年は4月以降、同陸上部が来島するまで受け入れがゼロと厳しい状況。宿泊や飲食など幅広い産業への経済波及効果が期待されるだけに、合宿費用の助成制度を拡充するなどして誘致を進める。
 市スポーツ振興課によると、市内での合宿受け入れ数は▽2017年度106団体1676人(延べ4235泊)▽18年度122団体1939人(同4487泊)▽19年度125団体1954人(同5423泊)-と順調に増加。小中学校や高校が6割を占め、実業団やプロチームの選手、監督によるスポーツ教室も開かれてきた。
 今年は東京などに初の緊急事態宣言が出た4月上旬から受け入れを中止していたが、同宣言の全面解除を受け、6月から県内チームの受け入れを再開したのに続き、7月からは全国のチームを誘致する。当面は本年度に限り、宿泊費やレンタカー代の助成制度を拡充し、受け入れ態勢を強化。既に8月末までに20件以上の合宿予定があるという。
 今月22~30日には、再開後の受け入れ第1号となる同陸上部が市内で合宿。選手7人が、市中央公園陸上競技場や起伏に富んだ道路などで走り込んでいる。吉井賢監督(36)は「今回は環境を変えての練習や体づくりなどが目的。五島には練習しやすい環境が整っていて、市のバックアップも手厚いので円滑に練習ができている」と話した。