新型コロナウイルスでの影響でイベントの中止が相次ぎ、さまざまな分野で経済的な影響が続く中、三重県津市の呉服屋では行き場を失った夏用の着物生地を使ったマスクの販売が始まっています。
表面は夏用の着物として使われている通気性のよい生地を使い、裏面は麻で作られた夏用の足袋の生地を使用し、肌に触れると涼しさを感じます。
1枚1200円、約120枚の限定販売です。
生地にこだわったマスクを販売しているのは、津市の「きものひろば」です。
新型コロナウイルスの影響で、花火大会やお茶会などのイベント中止が相次いだことで着物や浴衣を着る機会が減り、店の売り上げは9割減少しました。
厳しい現状が続きますが、「きものひろば」ではマスク販売をきっかけに、日本古来の着物や浴衣を知ってもらいたいと話しています。