30日午後 東日本も大気非常に不安定 東海中心に大雨おそれ

 

 30日午前は、西日本の太平洋側を中心に発達した雨雲が広がり、高知県香美市繁藤で、午前7時50分までの1時間に80.5ミリの猛烈な雨を観測し、半日足らずで雨量が250ミリを超えた。

 西日本の太平洋側では、土砂災害や浸水害の危険度が高くなっている地域がある。  四国の太平洋側は30日昼過ぎにかけて、九州南部は夕方にかけて(種子島・屋久島地方は夜のはじめ頃にかけて)、局地的に雷を伴い1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る見込み。九州や四国では今夜遅くにかけても、太平洋側を中心に発達した雨雲がかかる予想だ。

 なお、近畿ではあす1日(水)明け方にかけて、局地的に激しい雨の降るおそれがある。

大雨の中心は東へ 静岡で総雨量500ミリ超か

 発達した雨雲は今後、東へ広がる予想で、東海では30日夕方から1日(水)昼前にかけて、局地的に雷を伴い1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る見込み。なお、日本海の低気圧の動きが遅いため、静岡県を中心に非常に激しい雨が降り続き、2日(木)昼にかけて、48時間雨量が400~550ミリとかなり多くなるおそれがある。

 なお、関東甲信でも1日にかけて、激しい雨の降る所がある見通し。

(気象予報士・高橋和也)

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