1日(水)静岡県中心に記録的大雨のおそれ 土砂災害に厳重警戒を

 発達中の低気圧や前線の影響により、西日本は1日(水)朝にかけて、東日本は2日(木)にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。
 特に、静岡県を中心とした東海で、局地的に記録的な大雨となるおそれがある。土砂災害に厳重に警戒すると共に、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。
 30日は西日本や東日本の太平洋側で雨が強まり、局地的に猛烈な雨が降った。四国の太平洋側では、降り始めからの総降水量が300ミリを超えている所がある。今後も低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西・東日本は大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となる見込み。

 西日本では1日朝にかけて、東日本は2日かけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。特に、東海では湿った空気が同じ場所に流れ込むため、静岡県を中心に降り始めからの総降水量が500ミリを超え、記録的な大雨となるおそれがある。

<1日夕方までに予想される雨量(多い所)>
 東海   400ミリ
 関東甲信、近畿 200ミリ
 伊豆諸島、九州南部 150ミリ
 四国   120ミリ
 北陸   80ミリ

<その後、2日夕方までの24時間に予想される雨量(多い所)>
 伊豆諸島 100~150ミリ
 東海   50~100ミリ

 土砂災害に厳重に警戒すると共に、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう心がけたい。

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