神奈川県西部で200ミリ大雨の恐れ 箱根や相模原で停電

横浜地方気象台

 通過する前線の影響などで大雨になる恐れがあるとして、横浜地方気象台は30日、土砂災害や高波に警戒を呼び掛ける気象情報を発表した。雷を伴って激しく降り、7月1日夕までに神奈川県西部の多い所で200ミリ、東部は80ミリの雨量を予想している。

 箱根町は30日午後6時、避難所を6カ所開設。東京電力パワーグリッドによると、同午後8時現在、同町仙石原で約1200軒が停電している。相模原市中央区や同市緑区の計約1500軒でも停電が相次いだ。

 気象台は1日午前にも雨のピークがあるとみて注意を促している。西部では1時間40ミリ、東部は同30ミリの激しい雨が降る可能性がある。

 風も強まり、1日にかけて予想される最大風速は陸上で13メートル、海上は15メートル。波の高さは、東京湾・三浦半島と相模湾で3メートルを見込んでいる。

© 株式会社神奈川新聞社