テゲバ 競技場工事再開へ 資金めど、J3参入申請

 本県初のJリーグ入りを目指すサッカー・日本フットボールリーグ(JFL)のテゲバジャーロ宮崎は30日、新富町に建設を進め8月に工事を一時中断する予定のスタジアムについて、資金面で一定のめどが立ち工事再開が見通せると発表した。合わせて、同日が期限となっていた、来季からのJリーグ3部(J3)参入に必要なクラブライセンスの申請を行った。
 5千人以上収容のスタジアム確保は、J3ライセンス取得条件の一つ。テゲバは昨季、資材の高騰などでスタジアム建設の着工が予定より遅れ、一度申請していたライセンスを取り下げた。その後今年1月に着工したが、新型コロナウイルスの影響で親会社の資金面の不安が生じたとして、8月から工事を一時中断すると発表していた。
 この日オンラインで会見を行ったテゲバの小林稔会長は「資金面の不安がある程度解消できた。昇格を目指す1年にしたかった」などと説明。中断後の工事再開時期については未定としたが、来年2月末までの完成を目指すという。
 ライセンスについては今後Jリーグが審査し、交付を決める。

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