リーマンショック以来 三重県内の有効求人倍率1.17倍

仕事を求めている人1人に対して、企業から何人の求人があるかを示す三重県内の5月の有効求人倍率は1.17倍と、前月を0.12ポイント下回り、下げ幅はリーマンショック後の2009年2月以来の水準となりました。

三重労働局によりますと、5月の県内の有効求人倍率は前月より0.12ポイント下がって1.17倍となり、10カ月連続で前の月を下回りました。

有効求人倍率が1.20倍を下回ったのは5年8カ月ぶりで、下げ幅が0.12ポイント以上となったのはリーマンショック後の2009年2月以来11年3カ月ぶりとなります。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて新規求人が大きく減少しているのが要因で、特に製造業や宿泊・飲食サービス業、労働者派遣業などの新規求人が前年の同月に比べて約4割から6割減少しています。

三重労働局は、県内の雇用情勢の判断を「弱い動きで推移している」と下方修正し、求職者の増加の動きも見られることなどから今後の状況を注視していきたいとしています。

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