光通信基盤整備へ 補正予算案を追加 南島原市、定例会に提出

 南島原市は6月30日、オンライン授業など新型コロナウイルス感染症への対応を進めるため、光ファイバーケーブルを用いた情報通信基盤整備事業費約8億1700万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案約9億2500万円を、開会中の定例市議会に追加提出した。
 総務省と市の調べでは、市内の光通信の利用可能世帯は81.95%(2019年3月現在)。市は北有馬、南有馬両町など未整備地域を早期に解消する通信基盤を市民に提供し、テレワークや在宅授業などを全世帯で可能にする。
 このほかコロナウイルス感染防止対策として、ありえコレジヨホール(有家町)の空調設備改修工事費と非接触型の体温測定器の購入費計約1千万円なども計上した。補正後の一般会計予算総額は約403億8700万円(前年同期比21.4%増)。

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