焼失国宝、写真から複製

東京国立博物館で初公開

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報道陣に公開された国宝「花下遊楽図屏風」の複製品。室内はプロジェクションマッピングが実施され、幻想的に彩られた=1日午前、東京・上野の東京国立博物館

 狩野長信が17世紀に描いた国宝「花下遊楽図屏風」の精巧な複製品が完成し、1日に東京国立博物館で報道陣に初公開された。1923年の関東大震災で焼失した部分は、明治時代に撮影した白黒のガラス乾板から画像データを読み取り、一部は色を補って復元。桜の下で酒宴を楽しむ女性の様子がよみがえった。

 貴重な文化財を各地の博物館などでも鑑賞してもらうため、高精度カメラで撮影し、和紙に印刷して一双のびょうぶに仕立てた。

 展示室では、桜をテーマにした約5分間の映像と音楽を組み合わせて、室内を幻想的に彩るプロジェクションマッピングを実施する。