アルファタウリ・ホンダF1のクビアト「レッドブルリンクで戦うためのいいプランがある」F1オーストリアGPプレビュー

©株式会社サンズ

 アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトが、シーズンがスタートする日を待ちながら、行動を制限されるなかでできる限りの準備を行ってきたと語った。自分たちのパフォーマンスについては予測するのは難しいものの、「よいプラン」を用意して序盤2戦のオーストリアに臨むという。

 パンデミックにより2020年シーズンの開始が延期されてきたが、7月3日から5日のレッドブルリンクで今年初のグランプリが開催される。

「メルボルンのレースが中止された後、できるだけ早く自宅に帰ろうとした。ああいう状況の時には自分の家にいたいと思うものだ」とクビアトは、長期間の休暇をどう過ごしたかについて明かした。
「帰り着くとすぐにロックダウンが始まり、モナコの自宅で隔離生活を送ることになった」

「いつもとは違うけれど、興味深い面もある生活だった。うまく適応して、いつもならしないようなことを探した。悪くない面もあった。普段よりもしっかり睡眠をとれたしね。でもしばらくするとかなり単調になった。これほど長くレースカーに乗らずに過ごしたことは今までなかった。1年F1から離れていた時期は別としてだけどね。そういう意味では、すでに経験済みだったともいえるけど」

「5月上旬にカートコースが再開されるとすぐに出かけて行った。コース上を久しぶりに走るのはいい気分だったよ。楽しい時間を過ごせるのと同時に、筋肉にドライビングやレースを忘れさせないための有効な手段だった」

「ロックダウン中もレースエンジニアのマッティアと連絡を密にとっていた。自宅に小さなシミュレーターがあるので、彼と一緒に予選シミュレーションを行ったりもした。iPadを通して彼とつながって、予選セッションのシミュレーションをし、実際にコース上で走っている時と同じように彼から話しかけてもらった。それが僕らにできる精いっぱいのことだった。シムレースをしているドライバーが多いのは知っているけど、僕としては本物のマシンに乗るのと同じようには感じられないから、やりたいとは思わなかった」

「隔離規則の影響で、イギリスに行ってチームの本物のシミュレーターを使うことはできないから、この数週間でどのように状況が向上したのかは、週末に見てみるしかない。実際のレースがどうなるのか、今シーズンはどう展開していくのかは、1戦1戦確認していく他はないんだ。僕は行けと言われた場所でレースをするだけだ。F1を運営している人たちが安全であると確信したのだから、僕らは心配することはないのだと信じている」

2020年イモラでのフィルミングデー ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)

「予期せぬ驚きのようなことはないよう願うよ。サーキットでは常にマスクをしていなければならないが、フィルミングデーの時にそういう状態で作業をして、あっという間に慣れることができた。ヘイローが最初に導入された時のようなものだ。数時間もすれば慣れる」

「ひとつ、これから慣れなければならないのは、無観客での開催だ。空っぽのグランドスタンドを見ると変な気分になるだろうね。どのスポーツにとっても観客は重要な要素だから、ファンがいないのは寂しい」

「僕らがどれぐらいうまくやれるか、それを予想するのは難しい。データは、冬季テストのバルセロナで集めたものしかない。でも、レッドブルリンクで戦うためのいいプランを用意しているので、どうなるかは現地で確認しよう。昔ながらのサーキットのレイアウトで、高速コーナーがたくさんあるから、走っていて楽しいコースだ。2週連続でレースをするので、かなり長い時間をオーストリアで過ごすことになる。田舎でとてもいいところだし、新鮮な空気のなかで気持ちよくトレーニングできそうだ」

DAZN新規会員2ヶ月無料キャンペーン実施中