トレンドのわらび餅ドリンクを札幌で♡和茶に詳しい店主が営むneo和菓子店【彗星軒】

お茶に関わる仕事で18年、北海道、静岡、関西を担当してきた磯部武さんが、昨年3月に札幌・東区にオープンした「彗星軒」。
仕事で和菓子職人と多く関わる中で自身も和菓子に興味を持ち、修業をしたのち地元である北海道札幌市で、個性的なアレンジを加えた「neo和菓子」として商品の開発をしたそうです♪

お店の名前の由来は、磯部さんが子どものころにハレー彗星を見てワクワクした思い出から取ったもの。名前の通り、彗星軒では心躍るようなユニークでおいしい和菓子や創作ドリンクを販売しています☆

流行りに先駆けて販売スタート!手練りわらび餅のもっちり食感がたまらない

彗星軒は、札幌でわらび餅ドリンクが流行る前の2019年9月から「トロモチドリンク」としてわらび餅ドリンクの販売を始めた、いわば「走り」のお店。

しかし、磯部さんは特に流行を意識していたわけではなく、「元々自分がタピオカ好きでもあり、もっとおいしくて流行りで終わらないドリンクを作りたいと思い、(餅を)自家製で練り上げ、厳選した茶葉を使い、日本の新定番として飲む和菓子を作りたかった」とのこと。

数あるフレーバーの中で常に人気No.1を維持しているのが、こちらの「いちご練乳ミルク(600円 税込)」。
イチゴのつぶつぶ感と、わらび餅のとろっモチッとした不思議な食感の組み合わせはクセになりそう♡
牛乳は北海道産にこだわり、無調整のものを使用。ドリンクの中に入るトロモチの種類も「黒糖わらび餅」と「三温糖葛トロ餅」から選ぶことができ、甘さも調整できます。

旬のお茶を使った新作ドリンクに舌鼓♪期間限定ドリンクもチェック

トロモチドリンクには期間限定商品もあり、取材時はちょうど新茶の季節だったので、生仕上げの新茶に三温糖葛トロ餅が入った「葛トロ餅ドリンク(580円 税込)」もいただきました♪

こちらも手練りで作られていて、わらび餅の粉に「吉野本葛」という葛の粉をミックスしているんですって! 新茶の芳醇でさわやかな苦みが、葛トロ餅に使われている三温糖のやさしい甘味を引き立てます♡

こちらの商品は取材時の期間限定商品です。6月下旬ごろで販売終了予定なので、次回の新商品もお楽しみに♡

お茶のプロならではのこだわり!1杯1杯急須で淹れた香り高い和茶の風味に感動

転職して和菓子屋を始めても、やっぱりお茶のプロならではのこだわりが☆
彗星軒では、水出しだと香りが立たないので、お茶の作り置きは一切していないんです。
お茶ベースのドリンクは全て、注文が入るたびに1杯ずつ急須で濃いめにお茶を淹れ、香りが立つように仕上げているんですって!
う~ん、勉強になります★

店内にも、磯部さんが選りすぐったおいしい和茶が並ぶコーナーが。和菓子のお供にぴったりですね♪

彗星軒の名物といえば…おしゃれなお団子「しろ玉」にも注目

トロモチドリンクも有名ですが、ショーケースに並ぶ「しろ玉」も忘れてはいけません!
真ん丸な球体フォルムがとても可愛らしい白玉は、国内産もち米の白玉粉に、北海道を代表するブランド米・きらら397を使った「きらら上新粉」を配合したこだわりの商品。モチモチで独特の弾力があり、あんこやきなこ、抹茶などでトッピングを加えれば、フォトジェニックなアレンジ和菓子に大変身です♪

人気があるのは、旬の品種をセレクトした甘酸っぱいいちごが入った「こしあんイチゴ」。この日は、浦河産の「かおりの」が入っていました♡

お店の中はまるで小さな宇宙!?店主の世界観が垣間見えるポップな店内

お店の壁には、惑星モチーフのウォールステッカーがたくさん貼られていました。彗星軒という名前のイメージから連想はされるものの、和菓子店のイメージからは想像つかないポップで可愛らしい内装でした。これも、「neo和菓子店」だからこそなせる業なのかもしれませんね♪

訪問した日はとても気温が高くて、ショーケースの上には透明ビニールの仕切りがあるせいで、マスクを着用した磯部さんはとても暑そうに見えました。
それでも、「お客さんに安心してもらいたいから」としっかり感染対策をした磯部さんの顔には、優しい笑顔が浮かんでいましたよ♡

【彗星軒】
住所:札幌市東区北13条東13丁目3-1
電話番号:011-792-8760
営業時間:午前10時~午後7時
定休日:火曜日
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