ルノーF1、2020年のリザーブドライバーにシロトキンを起用。レギュラードライバー欠場の緊急事態に備える

 ルノーF1チームは、2017年と2019年に同チームのリザーブドライバーを務めたセルゲイ・シロトキンとの契約を、2020年シーズンに向けて延長したことを発表した。

 ロシア出身のシロトキンは、2018年にはウイリアムズF1チームのレギュラードライバーを務めていた。

「今年もセルゲイをチームに迎えることができてうれしい」とルノーF1チームのマネージングディレクター、シリル・アビテブールは語った。

「我々が置かれている現在の状況を考えると、発生する可能性のあるいかなる事態に対しても計画を用意しなければならない」

「我々はセルゲイのことをよく知っているし、同様に彼もチームのことをよく知っている。今週末にセルゲイをオーストリアに迎えることを楽しみにしている」

 2020年F1シーズンは、COVID-19感染拡大防止策をとりながらの開催となる。レースドライバーがCOVID-19の検査で陽性になった場合の対応策として、すべてのチームがリザーブドライバーを待機させる。

ルノーF1のダニエル・リカルドとエステバン・オコン

「リザーブドライバーとして、ルノーDPワールドF1チームに戻ることができるのは素晴らしいことだ」と24歳のシロトキンは語った。

「僕は2019年シーズンにチームとともに過ごしたので、彼らのことをとてもよく知っている」

「チームにとって必要が生じたときにすぐに馴染むことができるドライバーを確保することが重要であることは理解している。現在世界が置かれているような状況のなかでは特にそうだ」

「僕は準備をして集中していたので、またF1マシンでレースをする用意はしっかり整っている。ルノーの友人たちに間もなく会えるのを楽しみにしているよ」

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