銀河系の立体地図、完成ならず

予算削減で観測中止

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岩手県奥州市の水沢VLBI観測所(国立天文台提供)

 全国4カ所の電波望遠鏡を組み合わせて、銀河系の立体地図を作る国立天文台水沢VLBI観測所(岩手県奥州市)の「VERAプロジェクト」が、予算削減で観測を6月で終了していたことが分かった。進み具合は目標の半分ほどで、地図は観測できた範囲で作製する。

 水沢以外の鹿児島県や沖縄県などにある三つの望遠鏡は、本年度末までの運用経費が認められたが2021年度以降については未定だという。

 03年に始まったプロジェクトは銀河系の約300天体の相対的な位置や運動状況などを決めるのが目的。4望遠鏡で実施する主要な事業の一つだった。