延暦寺で「不滅の法灯」返灯式

大津、コロナで全国行脚が延期

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比叡山延暦寺の僧侶(左)に戻される全国行脚する予定だった灯籠=1日午後、大津市

 比叡山延暦寺(大津市)で1日、天台宗の開祖・最澄がともしたとされる灯明「不滅の法灯」の返灯式が開かれた。最澄の没後1200年を来年に控え、四つの灯籠に火を移して全国行脚する予定だった。だが新型コロナウイルスの感染拡大で延期となり、灯籠をいったん元に戻した。

 根本中堂では厳かな雰囲気の中、読経が響き、僧侶が灯籠を仏前に安置した。杜多道雄宗務総長(75)は「閉塞感がまん延し息苦しい世の中で、心を痛めている人々を不滅の法灯で癒やすため、全国行脚を早く実施したい」と述べた。

 法灯は最澄がお堂を建て、灯明を掲げて以来、消えることなく輝き続けていると伝えられている。