水前寺競技場、使用を中止 熊本市「屋根などに激しい劣化」

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メインスタンドの屋根の梁の破断など激しい劣化が確認された水前寺競技場=熊本市中央区(同市提供)
1951年に建設された現在の水前寺競技場。メインスタンドの屋根は81年に設けられた(熊本市提供)

 熊本市は1日、水前寺競技場(中央区)のメインスタンドの屋根や柱脚部分に「激しい劣化が見つかった」として、同日から当面の間、使用を中止すると発表した。市は「倒壊の危険性もある」として、屋根の撤去を含めた対策を検討する。

 市によると、メインスタンドの屋根(幅約65メートル、奥行き約20メートル、高さ約16メートル)の南側に、屋根を支える鋼材の梁[はり](直径約14センチ)に4カ所の破断を確認。8本の柱(直径約71センチ)のうち1本で、柱脚の鋼材の腐食や、柱と基礎をつなぐボルトの不具合が見つかった。

 施設の長寿命化に向けた費用を試算する調査の過程で、6月29日に判明。市は未確認部分の調査を進めた上で、補修の可否や撤去を判断する。

 同競技場は7月から来年3月までに、全国高校ラグビー大会県予選や全国高校サッカー選手権県大会、市中体連陸上競技大会など33件の予約があった。市は施設利用の変更について、全ての団体に説明し応じてもらったという。

 現在の水前寺競技場は1951年に建築。屋根は81年に設けた。(久保田尚之)