プレミア「Black Lives Matter」賛同終了か…“政治活動化”で

新型コロナウイルスによる中断を経て先月再開されたイングランド・プレミアリーグでは、「Black Lives Matter」運動に関するキャンペーンが行われてきた。

各試合前には選手たちが跪くジェスチャーを行い、人種差別に対する反対の意思を示す活動を見せていた。それらの活動をまとめた動画がこれだ。

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様々なリーグ、様々なチームや選手が賛同してきた様子がよくわかる。

しかし『Daily Mail』によれば、このところプレミアリーグの選手たちが「Black Lives Matter」運動から距離を取りたい意思を示し始めたとのこと。

その理由は、英国での「Black Lives Matter UK」グループがSNSで行なった発言であるそう。

「Black Lives Matter UK」の公式Twitterは、この数日間で資本主義社会の打倒、警察予算の削減、そしてイスラエルとの自由貿易禁止を要求してきた。

平和や平等を訴えるだけでなく、イデオロギーに関連する政治的な活動に進出してきたことから、リーグや選手の一部から懸念の声が上がっている。

実際にプレミアリーグは火曜日に「すべてのプロサッカーに関する者は、黒人の生命を守るべきというメッセージの重要性を認識しているが、いかなる政治組織や運動も支持せず、暴力や違法行為を容認するグループはサポートしない」と声明を発表。

また「政治的見解を促進させるために人気があるキャンペーンを乗っ取ろうとするグループがあり、それによるリスクを認識している」とし、「Black Lives Matter」がイデオロギーに利用されていると指摘していた。

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記事によれば、これらの問題は選手会のメンバーによって議論されている最中であるとのことで、公式声明を発表するかどうかを検討しているそう。

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