サクランボ冷凍、年中おいしく

寒河江ブランド協が開発中

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冷凍した佐藤錦、種を抜いたナポレオン、紅ゆたか=寒河江市役所

 旬のサクランボを1年中おいしく―。寒河江市の6次産業化を推進する寒河江ブランド・魅力発信協議会(会長・安藤博章市商工会長)は、「冷凍サクランボ」を開発している。デザートにしたり、ペーストにしてお菓子に添えたりするなど、生食以外の活用方法を探っている。

 サクランボは旬の時期が6~7月に限られる。また双子のサクランボは規格外となり、収穫量が少ない品種は廃棄されることもある。冷凍すればこうしたサクランボも加工用として活用できるため、農家の収入増にも結びつく。昨年から試作に取り組んでおり、今年は同市観光物産協会に加盟する飲食店に提供し、新商品開発に役立ててもらうほか、首都圏のレストランなどに販売したいとしている。

 試作に活用しているのは同市産のナポレオン、佐藤錦、紅ゆたかと、これから収穫最盛期を迎える紅秀峰計約100キロ。果実丸ごとと、軸と種を除いたものの2種類を真空パックにし瞬間冷凍した。6月25日に開かれた試食会では、紅秀峰以外の3品種を解凍直後から40分後まで時間をおいて食べ比べた。色の鮮やかさはそのままで、糖度や大きさにより食感が異なり「しゃりしゃりしておいしい」「甘みを感じる」と好評だったという。

 来年の本格販売に向けて今後、収穫時の人手確保、販売価格などを検討していく。担当者は「規格外サクランボも活用できれば農家の所得向上にもなる。おいしいサクランボを通年で味わえるようにしたい」と話している。