【本人コメント映像】新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~彩青『津軽三味線ひとり旅』

彩青さんの新譜『津軽三味線ひとり旅』について、ご本人にお話を伺いました。

津軽三味線の立ち弾きで歌う本格津軽演歌の新曲『津軽三味線ひとり旅』についてやミュージックビデオ撮影、レコーディングのウラ話のほか、今後挑戦したい楽器についてや師匠・細川たかしさんとの関係についてなどたっぷりとお話頂きました。

――新曲『津軽三味線ひとり旅』のPRをお願いします

タイトルにもあります通り、僕自身が津軽三味線の立ち弾きで歌う本格津軽演歌となっています。
盲目の旅芸人さんが門付といって家を一軒一軒まわって玄関先で一曲披露してお米をもらうなど、歌って三味線を弾いて歩いていく様子を描いた楽曲です。その中に津軽の冬の厳しさや情景が豊かに表現されています。

――ミュージックビデオの撮影はいかがでしたか?

雨が降ってしまいできなかったこともあるのですが、逆に雨の情緒が表現されて、より一層風景が豊かになったと思います。袴も濡れながら撮影しました。

撮影は青森ではないのですが、風景を観て頂いてどこで撮影したか色々と想像して頂けると嬉しいです。

――レコードディングはいかがでしたか?

せっかくだからと細川師匠の提案で元々入っていた三味線の音にかぶせる形で僕の三味線を入れて頂くこととなり、初の三味線のレコーディングに緊張もしましたがとても楽しかったです。
細川師匠には、とにかくしっかり声を前に出して言葉がはっきりと皆さんに届くように想いを込めて歌った方が良いとご指導いただきました。

――歌、尺八、三味線の三刀流ですが、他に挑戦したい楽器はありますか?

沢山ありますが実は中学校の時、五線譜が読めるようになりたいと思い、吹奏楽部に入っていたんです。その時にクラリネットを吹かせて頂いたのですが、周りの先輩からは「彩青が吹くと尺八にしか見えない」とよく言われました。
尺八、三味線、クラリネット、その他にも篠笛などいろいろとできますが、これからも日本の楽器でもまだまだできないものがたくさんあります。例えば胡弓ですとかいろいろな弦楽器、管楽器も挑戦したいです。

――民謡を歌い始めたキッカケを教えてください

おじいちゃんやご両親がやっていたからという方が多いのですが、僕は家族の中で誰も民謡をやっていた人はおりませんでした。ぼくの両親が北海道のよさこいソーラン祭りのチームで踊っていまして、ずっとついて回っていると踊りよりも、そこで流れている歌が大好きになったんです。その歌い手の方が北海道の民謡歌手の方で、その方に「そんなに歌が好きなら、今度、うちで民謡の会をやっているからおいで」と声をかけて頂き、5歳から民謡を習い始めました。
最初は恥ずかしくて一言も声を発することが出来なかったのですが、半年たって心が変わってやっと歌えたのがたしかソーラン節でした。歌ってみると歌詞も何も分からないながら民謡って楽しいな、いい歌だなと思ったんです。それから節の回し方や声の出し方を教えて頂いて、今に至るまでずっと民謡が大好きです。

――カラオケのポイントを教えてください

「♬雪がしんしん 凍れてつもる」は、とても情緒豊かな歌詞ですので、感情豊かに歌って頂いて、一番の聴かせドコロ「♬恋の小泊 鯵ヶ沢」の部分をいっぱい声を張って頂き、最後の「♬ひとり旅」を雄大に歌って頂けると、とっても楽しいと思います。

――師匠の細川たかしさんとは普段どんなお話をしますか?

一緒に食事をさせて頂いたりするときに細川師匠の経験談や歌だけなく生活面のアドバイスなどいろいろと教えて頂いています。
細川師匠には本当に細かく的確にご指導して頂けて、「ここの節が一個多い」「ここは伸ばしすぎ」など、なかなかついていけない時もありますがすぐに応えられるようにと頑張っています。

――お気に入りの着物を教えてください

よく着させて頂いているのはデビュー曲『銀次郎 旅がらす』で着ている紺の紋付きの着物です。そして今回着させて頂いているのは元々細川師匠が着られていた着物で、昨年、「第61回日本レコード大賞」で新人賞を頂いた時に、新人賞で舞台に立てるのは一生に一回のことだからと、この着物を頂きました。師匠がこの着物を着て歌っている姿を見たこともあるので、今こうして着させて頂いているのは本当に嬉しいですね。

――最後にファンの方々へメッセージをお願いします

これからも新曲『津軽三味線ひとり旅』で頑張ってまいります。なかなか今は皆さんにお会いできる機会がありませんが、一刻も早く皆さんとお会いできる日を楽しみにしております!

放送情報

放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河

放送日時:2020年7月5日(日)朝7:15~ ほか

番組HP ⇒https://www.ch-ginga.jp/movie-detail/index.php?film_id=19234

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