氷河期世代に採用枠 33~50歳を5人程度 熊本市

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 熊本市は1日、バブル崩壊後に就職難だった30~40代の「就職氷河期世代」を対象にした職員採用試験を、本年度初めて実施することを決め、概要を公表した。学歴・経歴不問で、行政事務職に5人程度を採用する予定。

 全国で拡大する就職氷河期世代向けの就労支援の一環。来年4月の入庁時に33~50歳となる1970年4月2日~88年4月1日生まれの人を、通常の採用とは別枠で募る。

 希望者は原則としてインターネットで、市ホームページから申し込む。受付は7月16~29日で、第1次試験は9月に筆記で実施。第2次試験は10月に作文、11月に集団討論と面接をする。

 氷河期世代の採用に関しては、兵庫県宝塚市の昨年夏の求人に全国から約600倍の応募が殺到。熊本市人事課は「集中が予想されるが、これまで培った経験を生かすためにも、積極的に応募してほしい」としている。

 一方、市は本年度から、保育士の対象年齢の上限(来年4月の採用時)を26歳から34歳に引き上げる。少子化の中、募集枠を広げて人員確保に努める。上限28歳の理学療法士と、同29歳の給食栄養士も、それぞれ34歳にする。(潮崎知博)