フォーミュラE:NIO 333、ダニエル・アプトをベルリン戦に起用。マ・キンファは渡航制限のため欠場に

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 7月1日、ABBフォーミュラE選手権に参戦するNIO 333フォーミュラEチームは、8月5日よりベルリンで再開される2019/20年“シーズン6”にダニエル・アプトを起用することを発表した。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によってシーズンが中断されてしまっているフォーミュラE。しかし、8月5日から9日間にかけてドイツ・ベルリンのテンペルホーフ空港で6レースが行われることが決定し、シリーズが再開される。

 2019/20年シーズンにNIO 333フォーミュラEチームから出場していた中国人ドライバーのマ・キンファは、新型コロナウイルスの流行に伴う渡航制限に加え、レース後の中国への再入国にも影響を与えることが考えられるため、ベルリンでの6レースを欠場することになってしまった。

 そんな状況を受けたチームは、7月1日にキンファの代役としてドイツ人ドライバーのアプトを起用すると発表した。ベルリン戦ではチームメイトのオリバー・ターベイとともにレースを戦う。

 アプトは今シーズン、アウディ・スポーツ・アプト・シェフラーから選手権に参戦をしていたが、シリーズの中断中に行われたフォーミュラE公式のバーチャルレース『レース・アット・ホーム』にてプロのシムレーサーを“替え玉”として使用したことが大きな問題となり、アウディのシートを失ってしまっていた。

「レース・アット・ホームで起きたことの責任は僕が取る。誰にも恨みはないし、いまは前を向いて自分が最も愛しているレースに戻るときなんだ」とアプトは語る。

 NIO 333からのフォーミュラE復帰については、「チームが与えてくれたチャンスと信頼にとても感謝している。僕のホームレースであるシーズン最終戦の6レースを戦い、これまでのフォーミュラE全戦に出場した記録を継続するチャンスはとてもエキサイティングなものだ」と続けた。

「僕には多くの経験があり、チームに与えるものがたくさんある。オリバー(ターベイ)と一緒に結果を出すために、できる限りのことをするよ」

 また、NIO 333のCEOを務めるヴィンセント・ワンはアプトの起用に対して、「私達はダニエル(アプト)にチャンスを与えることを決めた。両手を広げて彼を歓迎するし、このホームヒーローが素晴らしいシーズンの締めくくりに向けて、さらに努力を重ねてくれることを期待している」とコメントしている。

アウディ・スポーツ・アプト・シェフラーで2019/20年シーズンを戦うダニエル・アプト
渡航制限の影響でベルリン戦を欠場することになってしまったマ・キンファ(NIO 333フォーミュラEチーム)