最初で最後の挑戦 ゆるキャラグランプリに「梅丸」エントリー 小田原

「梅丸」のPRポスター(小田原市提供)

 今年で最後の開催となる「ゆるキャラグランプリ」に、神奈川県小田原市の観光PRキャラクター「梅丸」がエントリーした。最初で最後の挑戦に市の担当者は「新型コロナウイルスで暗いニュースが多い中、いい順位を取って、地元に明るい話題を提供したい」と意気込んでいる。

 市の名産の梅をモチーフにした顔と、小田原合戦にちなみ赤い甲冑(かっちゅう)が特徴の梅丸は、1990年の市制50周年に合わせて誕生。市によると、これまでは「ゆるキャラではない」という判断から同グランプリには参加しなかった。

 だが今回は市制80周年の節目と、新型コロナの閉塞感を打破するために参加を決めたという。

 同グランプリは自治体や企業などのマスコットキャラクターの人気投票。9月25日までインターネットで投票できる。県内からは1日現在で25体がエントリーしており、県西2市8町では「ごうらん」(箱根強羅観光協会)もいる。

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