【KBO】SKがニック・キンガムを解雇 怪我に悩まれる元トッププロスペクト

 KBOのSKワイバーンズがニック・キンガム投手をリリースしたと現地メディアが報じている。28歳のキンガムは今季から韓国に渡っていたが、2試合に登板して防御率6.75と打ち込まれ、また肘の痛みのために5月12日を最後に登板がなかった。

SKの開幕戦で登板するキンガム

 キンガムは2010年のドラフト4巡目でピッツバーグ・パイレーツに入団。プロ入り後はめきめき頭角を現していき、MLB公式サイトの2014年版プロスペクトランキングTOP100の58位にランクインするほどの高い評価を得た。

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 「ローテーション半ば級の先発投手」として期待されていたキンガムだったが、2015年のトミー・ジョン手術を筆頭に多くの怪我に悩まされ、メジャーデビューは2018年まで待つ必要があった。

 トミー・ジョン手術以降かつての球威を失ってしまったキンガムは、メジャーでは防御率6.08と低迷。昨年8月にはトロント・ブルージェイズからも解雇された。その後11月にSK入団を発表している。

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 今年のKBOで解雇された外国人選手としては、キウム・ヒーローズのテイラー・モッター内野手、ハンファ・イーグルスのジャレッド・ホイング外野手に続いて3人目となる。

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