【新型コロナ】横浜で新たに5人が感染 全員が経路不明

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は2日、20~60代の男女5人の感染が新たに確認された、と発表した。1人が中等症、4人が軽症で、全員の感染経路が不明。うち女性2人は、1日に市教育委員会と川崎市が公表した、横浜市立小学校の60代教員と宮前老人福祉センター(川崎市宮前区)に勤務する50代の嘱託職員。

 残る3人は無職の60代男性、会社員の30代男性、大学生の20代女性。

 また横浜市中区のホストクラブで起きたクラスター(感染者集団)を巡り、市は同日、市外在住で、客だった女性1人の陽性が確認されたと明らかにした。女性の住む自治体が検査し、分かった。

 東京都で2日、5月2日以来、感染者が100人を上回ったことについて、市健康福祉局健康安全医務監の船山和志氏は「非常に憂慮している」と述べた。都内の流れが横浜に遅れてやってくる傾向があるとし、「(市が)2日発表の5人も全員が感染経路不明。都内の感染が落ち着かない限り、横浜が落ち着くことはあり得ない」と危機感を示した。

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