「使命果たしたいが、続けられるか…」コロナ禍で病院経営に影 京都民医連、窮状を訴え

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コロナ禍に伴う医療機関の厳しい経営状況を訴える京都民医連の関係者(京都市上京区・京都府庁)

 京都民主医療機関連合会は2日、京都市上京区の府庁で記者会見を開き、新型コロナウイルスの影響で医療機関の経営が厳しい状況に陥っている状況を訴えた。地域医療の維持に向け、国による支援を求めている。

 全日本民医連が5月に実施したアンケートによると、全国133医科法人の8割に当たる108法人が「このまま有効な財政支援がなければ資金が枯渇する」と回答したという。会見で京都民医連の松田貴弘事務局長は「医療の使命を果たしたいが、このまま続けられるか分からないのが現状だ」と述べた。

 具体的に、京都民医連中央病院(右京区)ではコロナ禍による「受診控え」の影響で外来診療や入院患者などが減少し、病院経営に影を落としているとした。松原為人院長は「医療費削減の時勢の流れも大きく影響している。どういう医療が国民にとって必要か、改めて考え直さないといけない」と呼び掛けた。