名所、グルメ…「かごんま女子旅」プラン作成 鹿児島市が市民参加型講座

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首都圏の女性向けに旅行プランを考える参加者=鹿児島市役所

 女性目線で鹿児島市の観光の魅力を掘り起こそう-。同市は女性向けの旅行プランを市民参加型で作る初めてのワークショップを6月29日、市役所で開いた。観光や宿泊業などに携わる市内の女性7人と市観光交流部の女性職員5人が観光名所やグルメを盛りこんだプランを作り発表した。

 「かごんま女子旅促進事業」の一環。同市の第3期観光未来戦略(2017~21年度)は「稼ぐ観光」を官民一体で進めるとし、女性目線の魅力創出を掲げる。女性向けメディアが昨年、首都圏を中心に女性約1万8000人に実施した調査で、「旅行したことがなく、行ってみたい都道府県」の1位が鹿児島県だったことから、首都圏の女性をターゲットに絞った。
 
 ワークショップでは、鹿児島市を初めて訪れる設定で「リッチな1人旅」と「リーズナブルな3人グループ旅」のプランを作った。

 「1人旅」は明治維新にまつわる名所を取り入れた。西郷隆盛研究家の安川あかねさん(45)は「偉人たちの生き方は同世代の女性の共感を呼ぶはず」と説明する。「グループ旅」は桜島と食べ歩きを中心にした。

 イルカゲストハウスの田之畑明美さん(61)は「ちょっと歩けばおいしい食と特別な景色に出合える。女性にとって旅行しやすい」と鹿児島市の魅力を語った。

 同市は夏以降、発信力のある女性2人程度を「インフルエンサー」として招き、今回の提案をもとにしたプランを体験・発信してもらう。観光プロモーション課の石宮聡課長は「素材だけでなく実際の行動に結びつく見せ方や発信も大切だと感じた。今後の事業に生かしたい」と話した。