長友さん(日向)感謝状 歯牙鑑定に長年貢献

 身元不明遺体の歯牙鑑定に長年従事し、警察業務に大きく貢献したとして、日向市原町の歯科医師、長友俊樹さん(57)に九州管区警察局長から感謝状が授与された。宮崎市の県警本部で2日、伝達式があった。
 長友さんは2000年から、遺体の歯の形状や治療痕などから身元を割り出す歯牙鑑定に携わり、これまでに51体の身元不明遺体を鑑定。正確で迅速な身元の特定に貢献してきた。
 県警の阿部文彦本部長から感謝状を受け取った長友さんは「ご遺体を早く遺族の元にお返しするとの思いで歯を見てきた。これからも呼ばれればいつでも協力したい」と話していた。
 九州管区では今年、11人に感謝状が贈られ、本県は長友さん一人だけ。

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