県書道展 佐世保展が開幕 島瀬美術センターで5日まで

会場に並ぶ力作に見入る来場者=佐世保市、島瀬美術センター

 県内最大の書道公募展「第45回記念県書道展」(長崎新聞社主催)の佐世保展が2日、佐世保市島瀬町の島瀬美術センターで開幕した。5日まで。入場無料。
 漢字、かな、近代詩文、少字数、篆刻(てんこく)、前衛の6部門に計851点の応募があった。うち6点が最高賞の長崎新聞社大賞に輝き、佐世保市からは栁康泉(本名・康代)さん(66)の作品が受賞。佐世保展では大賞作品のほか、県北地区の入賞者の作品を中心に計256点を展示している。
 県書道展の奥山義治副会長は「魂の入った見応えのある作品ばかり。ぜひ芸術文化に触れてほしい」。栁さんは「初めての大賞受賞。行間や字間の余白と、3行の中でも特に大きい字で書いた2行目に注目して見てほしい」と話した。
 佐世保展は当初5月下旬に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期し、開場式も取りやめた。会場では、来場者に検温の実施やマスク着用の協力を求める感染防止対策を取っている。

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