通算99セーブのラモスが現役復帰 ドジャースとマイナー契約

日本時間7月3日、メジャー通算99セーブを記録している33歳のリリーフ右腕、AJ・ラモスがドジャースとのマイナー契約に合意したことが明らかになった。ラモスはメッツ時代の2018年に右肩を故障し、同年5月を最後にメジャーの舞台から姿を消していたが、先日、メジャー復帰を目指していることが報じられていた。

ラモスは2012年にマーリンズでメジャーデビューして中継ぎで実績を積み、2015年からクローザーに昇格。2016年に自己最多の40セーブをマークしてオールスター・ゲームに選出されるなど、2015年から2017年にかけての3年間で合計99セーブをマークした。

2017年7月にトレードでメッツへ移籍したが、2018年は28試合で防御率6.41と絶不調。5月下旬に右肩痛で故障者リスト入りして手術を受け、そのままシーズン終了となった。昨年は無所属のまま1年を過ごし、事実上の引退状態となっていた。

ドジャースはクローザーのケンリー・ジャンセンを中心にブルペンの層が厚く、ラモスがロースター入りするのは決して簡単なことではない。しかし、夏季キャンプで元気な姿をアピールすることで他球団でのロースター入りのチャンスを得られる可能性もあり、ラモスにとって重要な3週間となるだろう。

なお、ラモスはマーリンズ時代の2017年にドジャース戦でコディ・ベリンジャーに本塁打を打たれたあと、ブレット・エイブナーに死球をぶつけ、乱闘のきっかけを作ったことがある。ドジャースのロス・ストリップリングが報復としてジャンカルロ・スタントンに死球をぶつけたため、乱闘が発生し、ストリップリングのほか、ドジャースのボブ・ゲレン・ベンチコーチ、マーリンズのドン・マティングリー監督が退場となった。

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