長野県の高校野球代替大会 保護者の入場は人数制限 試合開始・終了の挨拶は礼だけ 校歌は演奏するが、歌わず

長野県高野連は2日、中止された夏の甲子園大会県予選の代わりに開く「夏季高校野球県大会」の開催要項を発表しました。無観客試合ですが、要望の強かった保護者の入場は人数制限をした上で認めます。

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大会には連合4チームを含む78チームが参加し、加盟校から募集したサブタイトルは長野南高校のマネージャー・勝山桃晴さんの「思いを咲かせこの一瞬に」に決まりました。

大会は7月18日に県内4つの地区で開幕し、勝ち残った各地区2校ずつ、合わせて8校が長野オリンピックスタジアムで戦います。順調なら8月10日に決勝が行われます。

試合は無観客で、野球部員やコーチ以外に、要望の強かった保護者の入場も、長野オリンピックスタジアムは1チーム50人、他の5つの球場は30人までという人数制限を設けた上で認めました。

新型コロナウイルスへの感染を防ぐため、「球場入りする者全てが入場時に体温を測る」、「試合開始と終了の挨拶は礼だけで声は出さない」、「円陣や素手でのハイタッチ、握手などは避ける」、「勝ったチームの校歌は演奏するが、歌ってはいけない」「スタンドでは2メートル以上間隔を空けて座り、大声は出さず、拍手での応援を基本とする」など様々な制限が設けられます。

また、本来なら大会の運営費に充てる入場料収入が見込めないため、県高野連ではクラウドファンディングで300万円を目標に支援を募っています。

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